マインドフルネスは2015年以降、書籍が安定的かつ定期的に販売されており、一過性のブームではなく、少しずつ認知度を上げてきています。

 

マインドフルネス瞑想法は一般的に、1970年代に開発された宗教色を一切排除したストレス低減法を指します。概要はこちらをご覧ください。

 

 

本来マインドフルネス瞑想法は「疼痛緩和」のために仏教の瞑想を元に開発されましたが、その応用が進み、

 

  • グーグル
  • アップル
  • フェイスブック
  • ゴールドマン・サックス
  • ヤフー
  • パタゴニア

 

など、世界的大企業が社内研修・福利厚生にマインドフルネスを取り入れました。

 

そして以後、マインドフルネスはビジネスマンの心と身体を整える「ビジネスツール」の一つになりました。今回の記事ではそのビジネスツールとしての効能を説明します。

 

大きく分けてビジネスで期待されるマインドフルネスの効能は、「ストレス低減」「メタ認知度向上」「集中力向上」です。

ストレス低減

【ビジネススキルとしてのストレス軽減】

過度のストレスは仕事のみならず人類の敵。ストレスを低減することは、仕事に有用なのは言うまでもありません。責任の大きな仕事をしている30代以上の社会人にとっては尚更でしょう。過剰なストレスは鬱病の原因となります。産業医の積極導入や福利厚生の充実など、大企業は鬱病対策をしてきた歴史がありますが、今ひとつ効果が上がっておらず、ストレス低減は個人のスキル・耐性に委ねられていました。

 

【マインドフルネスの効能】

「ストレスは社員の敵。社員の敵は会社の敵」といった明確な理由が、企業がマインドフルネス導入し始めた一番の理由です。

マインドフルネス瞑想法にはストレスを低減する効能があります。腰の痛み、末期がんの痛みなど本来は「疼痛」を軽減するために開発された瞑想法だからです。そのためストレス低減には40年以上昔から多くの実績があるのです。

マインドフルネス瞑想法を学んだ人間はストレス耐性が高まるだけではなく、「ストレス低減」のスキルが身につきます。「ストレス低減」は仕事以外にも応用できる、一生もののスキルです。身につけない手はありません。

 

メタ認知度向上

【ビジネススキルとしてのメタ認知度向上】

メタ認知度は聞き慣れない言葉ですが簡単にいえば「自分を客観視できる能力」です。「メタ認知度」が高い人は自分の考えに固執するだけではなく、客観的に自分の考えを観察し、他者の意見を受け入れることができます。「メタ認知度」は自分の考えをよりブラッシュアップすることができる能力であり、創造性に繋がる能力なのです。また「メタ認知度」が高いと自分以外の他者に意識を向けることができるため、コミュニケーション能力にも直結します。社会人に求められるもっとも大事な素養と言えます。

 

【マインドフルネスの効能】

マインドフルネス瞑想法は「自分を客観視する」ことが前提となっています。

  • 自発呼吸に意識を集中させて、自然に動く肉体を意識する=肉体の客観視
  • 頭の中で思い浮かんだ考え=雑念を自分が考えたとは考えない=精神の客観視

マインドフルネス瞑想法は、自分自身を客観視するトレーニングとなっています。そのためマインドフルネス瞑想法は「メタ認知度」の向上が期待できるのです。

メタ認知度の向上は創造性、コミュニケーション能力の向上にも繋がります。組織での出世を望むのであれば必須スキルです。ぜひ身につけましょう。

 

集中力向上

【ビジネススキルとしての集中力向上】

およそどんな業種、業務であっても「集中力」が求められない仕事はないでしょう。仕事を離れた趣味でも活躍するスキルですので、伸ばさない手はありません。

 

【マインドフルネスの効能】

マインドフルネス瞑想法は脳の機能を改善することが分かっています。その一例として、

◆注意をうまく配分する働き(前頭葉や頭頂葉)

◆葛藤をうまく処理する働き(前帯状皮質、基底核など)

がマインドフルネス瞑想法で高まることが報告されています。また「ADHDの人にも有効」という研究結果も出ていて、マインドフルネス瞑想法が「集中力」の向上に役立つことは疑いようがありません。

スティーブ・ジョブズが毎回プレゼンの前に瞑想をしていたのは有名な話です。ここ一番での瞑想はわずか数分でも抜群に効果的です。人目を忍び、トイレなどでぜひ試してみましょう。

 

マインドフルネスと企業の関係は素晴らしい

マインドフルネスの基礎は書籍で簡単に学べます。しかし継続して実践するとなると、ダイエットと同じで一人で黙々とするのはなかなか長続きしません。企業が取り入れなかったら、一過性のブームで終わっていたでしょう。日々仕事を共にする仲間とのマインドフルネスは取っ付きやすい上に継続性が高いです。企業がマインドフルネスを取り入れるのは、裾野を広げるという意味で素晴らしい流れです。

 

「うちの会社で取り入れられていない!」という方はメルカリが参考になります。メルカリでは現場からボトムアップで巻き起こった部活動が浸透していったようです。仲間を誘って終業後に活動したり、上司に提案するのもいいでしょう。GoogleやApple、Yahoo!などの大企業が取り入れているものなので、きっと決済も通りやすいと思われます。

 

企業がマインドフルネスを広めていく流れ、福利厚生が充実している現代では大企業を中心に今後もその動きは加速していくことでしょう。一人でも多くの人がマインドフルネスに触れ、その素晴らしい体験を得ることを心から祈っています。自分は零細企業なので会社には期待できませんので……個でがんばります!

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