ダイエットで敵となる食欲。

 

いかに抑えるかが悩ましい食欲ですが、実はそのメカニズムは働く脳の部位が異なる「代謝性食欲」と「認知性食欲」の2種類があります。

 

「代謝性食欲」と「認知性食欲」

糖質不足になると、「視床下部外側野」の働きにより食欲が生まれます。そして食事で血糖値が上昇するとインスリンが分泌されると同時、「視床下部腹内側核」の働きにより満腹感が生まれます。

 

このメカニズムによる食欲が「代謝性食欲」でいわゆる「体が欲している」ものです。

 

一方でもう一つある食欲が「認知性食欲」で、これは大脳皮質連合野の働きによって生み出される食欲です。

 

一般的に現代人が食事を食べる動機は、「時間だから」「いい匂いがしたから」です。「代謝性食欲」とは異なるこの食欲こそが、過去の経験・学習・記憶などから導かれる食欲が「認知性食欲」です。

 

「認知性食欲」のせい、つまり脳の一部の活動のせいで、時間になると何か食べないと落ち着かなくなり、いい匂いがすれば食欲がわき、一度食べ始めるといつも食べていた量にならないと満足できなくなったりしてしまうのです。

 

断食経験者の多くが体感していていることですが、一日何も食べなくても水をきちんと摂取していれば人間は案外と平気な生き物です。「今本当に自分の体は食べ物を欲しているのだろうか?」と自分の脳に問いかけながら、食事量を減らす習慣を身につけることが、ダイエットを成功させる大きな秘訣です。