例えば基礎代謝が倍になれば、どんな人間もダイエットに成功します。

 

ただ生きているだけでカロリーを消費するのですから、飽食の現代社会では基礎代謝が多いに越したことはありません。

 

では、どうすれば基礎代謝を高めることができるのでしょうか?

 

筋トレで基礎代謝が増える?

一般的に「筋トレすると筋肉が増えて基礎代謝が増える」と言われていますが、これは正確な言葉ではありません。

 

骨格筋はとくに活動時のエネルギー消費を促すため、安静時にはそこまでエネルギーを消費しません。筋トレによる骨格筋増加で増えるのは「活動代謝」です。

 

基礎代謝を向上させるには筋肉を活性化させ、体温を上げることが一番です。

 

  1. 運動する
  2. 筋肉が活性化
  3. 血流が良くなる
  4. 体温が上昇する
  5. エネルギー発散が多くなる

 

というメカニズムを繰り返すことで基礎代謝は向上すると言われています。

 

筋トレほど負荷がなく、骨格筋が増えなくても基礎代謝は適度な運動によって向上するのです。

 

それでは適度な運動が基礎代謝向上の主役になるのでしょうか?

 

基礎代謝の増やし方のポイントはズバリ「内臓」

基礎代謝向上の主役は筋トレでも運動でもなく、「内臓」です。

 

どうして骨格筋を増やしても基礎代謝がそこまで上がらないかと言えば、基礎代謝の内で内臓が占める割合の方が大きいからです。

 

【基礎代謝における部位割合】

  1. 骨格筋:22%
  2. 肝臓:21%
  3. 脳:20%
  4. 心臓:9%
  5. 腎臓:8%
  6. 脂肪組織:4%
  7. その他:16%

厚生労働省e-ヘルスネット

 

基礎代謝に占める各組織のエネルギー量で比較すれば、骨格筋と肝臓はほぼ同じ、他の内臓を併せれば骨格筋より内臓の方が倍近くエネルギーを消費しているのです。

 

つまり、内臓を活性化させることこそが基礎代謝を上げる最善の道なのです。

 

しかし筋トレで動かせる骨格筋と違い、内臓は自分では鍛えたり動かしたりすることはできません。内臓をコントロールしているのは自律神経です。

 

そのため内臓を司る自律神経が基礎代謝の向上に大きく関係し、ダイエットに与える効果が大きいとされるのです。

 

 

もちろん筋トレには自律神経を整える妨げる効果はなく、むしろ自律神経を整える働きがあります。長い目でみれば筋トレはダイエットにも健康にもいい素晴らしい運動の一つです。

 

ただ基礎代謝を上げることや自律神経を整えることが目的であれば、筋トレにこだわる必要はありません。

 

ウォーキングやマインドフルネスなど、自分に向いたものを探して自律神経を整えましょう。