ダイエット食品は加工食品。加工食品には添加物が使われています。ゆで卵であれば塩しか添加されていませんが、一見シンプルに思えるサラダチキンには多くの添加物が使われています。
ダイエット食品をふくむ加工食品において添加物は避けてとおれないものです。そのことに消費者も気が付きはじめ、2000年前後より食品添加物や遺伝子組み換えなどの加工食品を中心に食品に警鐘を鳴らす本が次々とベストセラーになりました。
1999年に登場した「買ってはいけない」が大人気となって注目が集まった一方で、反論する「買ってはいけないは買ってはいけない」「買ってはいけないは嘘である」など反論本が登場するなど、なかなか一筋縄に解決される問題ではなく、その決着はいまだついていません。
食品添加物は多すぎるけれど、10個ピックアップするなら覚えやすい(実際には13個……)! 面白くてためになるけど鵜呑みは厳禁。添加物の是非、真偽のほどは自分で判断しましょう。書籍「体を壊す10大食品添加物」概要食[…]
食品添加物の専門商社でいくつもの人気商品を開発した著者が食品添加物に警鐘を鳴らした一作。化学記号や毒性については記載なく、知識がなくても好奇心が刺激されて一気に読み切れます。著者のミートボール生成方法は必読。書籍「食[…]
これらの書籍で指摘されるように、食品添加物はとても危険な存在なのでしょうか。
添加物に対するスタンス
結論からお伝えすると、本サイトでは添加物を肯定しています。虫を潰したりタールという言葉だったり、製法や名称が不気味なものも多いですが、摂取することに大きな問題はないと考えています。
もちろんオススメしている商品にかかわらずあらゆる加工食品が対象ですが、国が認める添加物であることとその制限量内であることが前提となっています。
食品添加物に大きな問題がないと考える理由は4つです。
- 添加物は基準内の利用であれば低リスクである
- 野菜や塩など天然食品でもがんリスクは高める
- 肥満リスクは添加物リスクより高い
- ストレスリスクは添加物リスクより高い
添加物に「まったくリスクがない」とは言い切れません。しかしそのリスクはとても小さいものだと考えています。なぜなら家庭で調理された食事を摂取していても、発がん性物質や病因となる食品を摂取することから逃げられないからです。
人間が生きていくうちでゼロリスクはありえません。健やかに生きていくためにダイエット食品が必要なのであれば、我慢するのはストレスが溜まります。精神ストレスのほうが体に悪い影響を与えることは科学的に証明されています。
食欲が抑えられない場合にダイエット食品を活用しなければ、肥満や生活習慣病など体に悪い影響が出てくるでしょう。ダイエットが必要な状況であれば、心も体もダイエット食品を摂取したほうが健康リスクが低くなります。
もちろん自分で料理を作るのが一番です。食材は選べますし、味も自分好み。安くてすみますし、なにより添加物の心配はいりません。有機野菜を買えば農薬の心配もありません。
しかし、多くの人に料理をする時間はありません。料理をする人でも忙しいときや疲れているときなど料理ができないケースはたくさんあります。
そんなときに便利なのはダイエット食品をはじめとする加工食品。お金で利便性と時間を、料理が苦手な人にとっては味も買うことができるのです。
添加物のポジティブな点を学ぶ
「添加物が気になるからダイエット食品には抵抗がある」
その気持ちは分かります。だからこそ私も自分なりに本やインターネットで情報を集めました。人を説得できるほどの情報は簡単には手に入りませんが、自分で判断できるくらいの情報であればすぐ集まります。
まずは分かりやすいこちらの書籍。「放射性物質は危なくない!」というと賛同を得られづらかったように、「添加物は危なくない!」と主張すると中身などおかまいなくそれだけで叩かれがちなこの時代。著者が勇気を出して書いてくれた一冊です(想像)。
京大卒の近畿大学農学部准教授が教えてくれるのは「添加物との付き合い方」。「野菜にも発がん性物質がある」は知っておきたい事実。無添加を過剰にアピールする商品やそれに追随する消費者に警鐘を鳴らします。書籍「無添加はかえっ[…]
読書は時間もかかりますが、情報サイトならお手軽です。
味の素 商品情報サイト
「ホントに知っていますか?食品添加物のこと」
日経ビジネス記事
「風評に惑わされるな! 「食品添加物は危険」のウソ」
添加物のリスクはゼロではありません。人によってはアレルギーが出るかもしれません。国が誤りを認めて許可されていた添加物が禁止になるかもしれません。大きな実害がでる添加物が今後でてこないとも言いきれません。
しかし、そのリスクはとても小さいのです。すでに食品添加物と人類が付き合い始めて50年が過ぎました。実際に起きた事故や過去の事例、その推移を鑑みれば、リスクは徐々に減っていくことと思われます。
リスクの低い添加物を気にして右往左往するより、理想の健康・美容を実現するほうが人生は豊かになります。悩んでいる方はぜひ一歩踏み出してください。
原材料名の記載
添加物のリスクは低くても、口にするものなので原材料に何が使用されているのか知るのはとても大事なこと。本サイトでは原則として原材料名を記載しています。自分の体に入り自分の体を作る食材が何なのか、ぜひチェックしてみてください。