グラスフェッドビーフは牧草牛で赤身中心のお肉

「グラスフェッドビーフ」は牧草牛肉で赤身中心。「グラスフェッドバター」などシャレオツな印象がありますが栄養価については未知数です。

基本情報

日本で育てられた肉牛のほとんどは牛舎で穀物を食べて育った「グレインフェッド牛」=穀物牛です。

グレインフェッドビーフのイメージ写真のような一般的に想像する国産家畜としての牛です。柔らかい肉質で脂肪が多いのが特徴で霜降り肉として愛好されています。

グラスフェッドビーフのイメージ

一方、海外では放牧されて牧草を食べて育った「グラスフェッド牛」=牧草牛が中心。イメージ的にはハイジの世界で自由そうで家畜感は少ないですね。運動しているので脂肪は少なく、赤身が多い肉質になります。

放牧して牧草を食べさせるという牛本来の生活に近い育成法のため、「グラスフェッドビーフ」は従来の「グレインフェッドビーフ」より健康的に育ち、より良質な栄養価(ビタミン、ミネラル、n-3系脂肪酸など)をもっていると言われています。ただその差異を示したデータは見当たらないので科学的な裏付けはこれからです。

気になる味ですがグラスフェッドビーフは赤身主体なので、しっかり噛むと肉汁が広がってくる味わいです。「肉?」と舌で溶けるような霜降り肉とは違って「肉!」と主張してくる味。風味も濃厚です。

現在のところグラスフェッドビーフはほとんど輸入牛です。日本国内ではオーストラリア、ニュージーランドの商品がシェアが大きくなっています。

販売価格

赤身中心なので霜降り国産肉と比べてかなり安価なものがあり、糖質制限中の強い味方になっています。

グラスフェッドビーフサーロイン

たとえばお肉の専門店「ミートガイ」ではサーロインブロック1kgが3180円で販売。日本では100g単位で価格が設定されていることが多いですが、100g318円とお買い得な感じに。

グラスフェッドビーフリブロース

「リブアイステーキ」は270gで1260円。これも100gあたり466円とステーキ肉にしてはお安く感じさせてくれます。

オーストラリア産、ニュージーランド産で相場や価格帯がけっこう違うようです。詳しくは下記でお探しください。

オーストラリア産グラスフェッドビーフを探す

ニュージーランド産グラスフェッドビーフを探す

まとめ

以上グラスフェッドビーフは、

  • 放牧されて牧草を食べて育った牧草牛の肉。
  • 栄養価が高いとされている(未知数)。
  • 肉質は赤身が中心でダイエット向き。
  • 霜降り肉と比べると比較的安価に購入できる。
  • オーストラリア産、ニュージーランド産が多い。

と覚えておきましょう。栄養価についてはイメージ的に良さそうですが、提示されたデータは見当たりません。今後に期待しましょう。